こんにちは、mimiです。
期末テスト真っ最中、またはテスト前ではないでしょうか。
みなさん、テスト勉強していますか?
社会の時事問題はこちらを参考にしてください。
わたしの教え子が、学年が変わる節目に、私立中高一貫校をやめました。
退学や転学の理由はさまざまと思います。
簡単に出した答えではありません。
親子で悩み、苦しみ、最善の策として選んだこと。
数年に1回はこういったことが、身の回りで起きます。
・中高一貫校をやめる理由
・中高一貫校をやめる手続きについて
・私立から私立への転学や編入
・私立から公立への転校
・高校受験の内申点について
学校により色々ですが、今回、身近であった「中高一貫をやめた子ども」の動向を詳しく書こうと思います。
必死で中学受験勉強をして、つかみ取った合格校をやめるということ。
ここを読んでくれているママや子ども達ならどれほどのことかわかると思います。
もし、何かの事情で転学や退学を考えている人がいたら、参考にしてください。
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私立中高一貫校をやめた理由
今回、中高一貫校をやめた生徒の退学理由は「勉強についていけないこと」でした。
このままでは、何もかもわからなくなると思ったようです。
彼の通う学校は超進学校。
カリキュラムがとにかく濃密で速い。
そして、厳しい。
手厚さが有名な学校ですが、一定レベルの生徒に対するフォローと個人的に思っています。
つまり、落ちこぼれに対しては放置、または、きつい言葉を投げかけていたんだな、という印象を持ちました。
悲しすぎますよね・・・
他にも転学や退学理由で、相談されたことがあるものはこちら。
・いじめ
・学校や校風に馴染めない
・家庭の事情
親の仕事都合の転勤などの場合、そこまで悲観的な状況になりません。
しかし、それ以外だと本人も家族も心の傷は深く大きいです。
中高一貫校をやめる手続き~退学の理由~
学校により違うと思いますが、関西某学校ではこんな感じでした。
・学校から郵送で退学届けが届く
・記入し、書かれていた日に学校へ行く
・校長室で数名の先生たちと話し合い
・2.3枚の書類に署名捺印
今回の生徒は、勉強についていけないことが理由でした。
書面に、退学の理由を書かせる学校が多いです。
ここで「いじめ」という理由があると緊迫した空気が漂います。
それ以外の場合は、本当に呆気ないもので、こんなに簡単にあんなに苦労して入った学校を辞められるものなのか、と涙していたママを忘れられません。
私立中から私立中への転学や編入
中学途中での転学や編入を考える親御さんからの相談で一番多いのは「やめても公立中には行かせたくない」です。
理由はよくわかりませんが、私立から私立への転学は可能かどうかよく聞かれます。
結論、学校によっては可能です。
まず、中途編入を受け入れている学校が通える範囲内にあるかどうかです。
そこを調べてみてください。
わたしが住む田舎でも、1.2校は中途編入OKの学校があります。
探せばないこともない、としか言えません。
地域によります。
また、編入試験を受けて合格しないといけない前提です。
だいたい、現在通っている学校よりも格下の学校になることが多いです。
これは、編入試験が難しいから、と言われています。
実際、私の子が受けたのではいからわかりません。
私立中から公立中への転学~高校受験の内申点のお話~
中学校は義務教育です。
だから、ここはそんなに難しくもない話。
各自治体の教育委員会に、地元中学への転校する旨を伝え手続きをします。
制服や教科書など全て変わってくると思うので、そういう準備は必要です。
今回、中高一貫校をやめた生徒は公立中学に転校しました。
そうですよね。
友だち関係も、勉強内容も次こそは!と思いますよね。
しかし、最後まで悩んだのは「内申点」のこと。
彼が住む都道府県は中学2年から定期テストや提出物による内申点がつきます。
中学2年は学力低迷状態で中高一貫校にいた彼にとって、その頃の成績を内申点にされることは不利でしかありません。
公立中学で1番の学力の子と同等の学力があっても、内申点が雲泥の差になるでしょう。
だから私立中学から公立中学への転校はデメリットしかない、なんて言われるのです。
この場合、公立中学で気持ち新たに勉強に励み、私立高校を受験することがベターかな、と思います。
学校と相談しながら決めていくことになると思います。
公立中学に転校するメリットもある
私立中高一貫校の多くは、1年先取り学習をしています。
勉強面で悩んでいた彼も、公立中学なら1年前に学習したことをまた1から教わることができます。
人間関係や環境も一新されます。
自己肯定感が低くなってしまっていた彼が再び自信を取り戻し、楽しそうに登校する姿を見ることが嬉しいと、親御さんは言います。
公立中学に転校して初めての定期テスト対策
私立中高一貫校時代は、中高一貫生御用達の有名塾に通っていた彼。
公立中学に転校し、まず、驚いたことはやはり学習内容でした。
中学受験という厳しい難関を突破した学校で学ぶ内容と、公立中学校で学ぶ内容は授業スピードも含め別物です。
難問を解きまくる必要はなく、基本的な問題をケアレスミスすることなく、丁寧に答えられるかどうかのテストになってきます。
だから、今まで彼が通っていたような中高一貫用の塾は必要ありません。
私立・公立共通していることって暗記科目ぐらいでしょうか。
その暗記が苦手だった彼は、私立中高一貫校時代、暗記で点を取れないならどこで点数を取る気だ!とよく叱られたそうです。
せっかく、大きな決断をして公立中学に来たのだから、同じ過ちは繰り返したくない。
幸い、授業進度も速くはないし、と、塾をやめた彼が利用しているのはおなじみのスタディサプリです。
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1年先取り学習をしていても、暗記が苦手なことに変わりありません。
課題や新しい単元の習得に追われ、苦手な暗記の時間をなかなか作れなかった彼にとって、今の環境とスタディサプリのように自宅で自分だけで完結する学習スタイルは非常にピッタリ合うそうです。
スタディサプリが全てのテストに効果的かも?!という記事もあります。
参考にしてください。
そして、転校して初めての定期テストでは見事学年トップ。
私立から来たから当たり前じゃん!と言われたりするそうですが、私立時代、後半は鬱のようになってしまい、勉強どころではなかったんです。
大きな自信を取り戻した彼は、中学受験を始めてからやめていたサッカー部に入って、文武両道を楽しんでいます。
まとめ
今回の生徒の場合、いくら優秀な成績をおさめても、公立高校受験は厳しいでしょう。
関西圏以外のことははっきりわからないです。
しかし、関西圏での内申点が占める公立高校受験の割合は非常に大きいのです。
せっかく入った中高一貫校という事もあり、中途退学する子どもはなかなかいません。
でも、もし、本当にその学校でどうにもならなくなったときは、この記事を思い出してください。
色々な道が、やり方があります。
希望を捨てずに、最善の学生生活を送れることをいつも願っています。