こんにちは、mimiです。
11月末から12月にかけて、2学期の期末テスト期間になる学校が多いと思います。
わたしもそろそろ、定期テスト対策準備に入ります。
皆さんは「古典」は好きですか?
わたしは好きでしたが、嫌い・苦手という意見の方が多いんです。
うちの生徒も8割は「もうやりたくない」と言います。
残り2割は好きかと言えばそんなこともなく、「点数取るため」に勉強してるのだとか。
なかなか優秀ですよね。
わたしは学生時代そんな風に考えてたかな、と思ったりします。
でも、わたし達が好きでも嫌いでも定期テストに出る学校は出てきます。
今日は古典でいつも成績上位者の勉強方法を聞いてみました。
先に書いておきますが、本当に「学習」できる勉強をして成績上位を取っている子と「勢い」とか「気合い」で乗り切って成績上位を取っている子がいます。
どちらも参考になればいいなと思い書きますが、もちろん、「学習」になる勉強方法で学んでいない場合、定期テストでしか良い点数が取れないから外部模試や大学受験には全く使えません。
その辺りしっかり理解をして読んでくださいね。
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古典の定期テスト成績優秀者の勉強方法
古典が好きでも嫌いでも、定期テスト勉強の古典を勉強するとき、成績上位者にが絶対やっていることがいくつかあります。
・古文(本文)の音読
・単語の現代語訳の理解(または暗記)
・文法の確認
この3つは必ずやっていると狭い範囲のアンケートですが、わかりました。
わたしは、古典が得意でした。
この3つは当たり前のようにしていたので、これは絶対にしてほしいです。
逆に、この3つをせず、テストを受けたら点数が悪くて当たり前なんです。
1つ1つどんな勉強か説明しますね。
古典の定期テスト勉強その①「古文の音読って?」
音読とは、もちろん本文を読むことです。
生徒くんがいうように、「暗記してしまうぐらい読む」にはわたしの知る範囲では2通りあります。
1⃣古典独特のリズムある文章や言い回しが頭から離れないぐらい読む
2⃣本文と現代語訳あわせて覚えるまで読む
どちらも定期テストで高得点を狙える勉強です。
毎日繰り返し古典の文法、リズム、音を意識して声に出して読めば、何かつかめてきます。
ただ、2⃣は一夜漬けにオススメ(すすめたくないけど)で、1⃣のやり方の方が末永く使えるのはみんなも解ると思います。
本文と現代語訳まで丸暗記するとなると、かなりの気合いと根性と集中力が必要です。
例えば、徒然草が範囲とします。
その範囲の一部抜粋部分を全暗記したら、そこは満点の勢いで得点できるでしょう。
ただ、今回範囲である徒然草にしか使えないです。
解ってると思いますが、一夜漬けってそういうことだし、これで高得点でも模試や入試に活用できません。
活用するつもりで丸暗記している子はすごいと思います。
本当にわからなくて、時間がない子どもは、とにかくノートと教科書を開いて、本文と現代語訳を繰り返し音読し、どんな物語なのか、この言い回しはどんな意味があるのかを覚えましょう。
1⃣の音読をいろいろな文章でしっかりやると、古典がきっと得意になります。
新出の文章でも、読めば何か聞いたことがる、耳にしたことがある、記憶があるものばかりだ、と思うはずです。
教科書の文章としてはもちろん、古文そのものとして理解しようとしながら音読し、プラスなんらかのことをしてるはずなので、後々に繋がります。
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古典の定期テスト勉強その②「単語帳で新出単語を暗記する」
生徒くんの言う通り、けっこう広い範囲の新出単語を暗記するのは一夜漬けだとキツイです。
古典だけがテストではないから別の科目もありますもんね。
古典の進度は学校によって違うと思いますが、一度に10ページとか進まないでしょう。
1.2ページの新出単語をその日に単語帳に書くぐらい数分で終わります。
そこに重ねて授業があるたびに目を通していれば自然と覚えてしまう表現もあります。
音読をする勉強とあわせてすれば、相乗効果で、新出単語の現代訳や文末なんかは頭に入ってきます。
最低限、新出単語ぐらいは暗記しないと、半分も取れません。
ここは頑張ってほしいです。
古典の定期テスト勉強その③「文法・活用の勉強」
ここからは、中高一貫生や古典を選択している高校生が特に気をつけてください。
公立中学生は上の2つでけっこう乗り切れます。
動詞の活用、形容詞・形容動詞、助詞・助動詞の活用など、文法のあの表です。
(http://www.manabu-oshieru.com/daigakujuken/kobun/jyodoshi001.htmlより引用)
この表を丸暗記してもきっと私立の定期テストでは得点できません。
「活用」できないと暗記しても意味がないと、実際定期テストで苦戦している生徒はわかると思います。
動詞の活用、助詞や助動詞、いろいろありますが、とにかく文法の活用表を覚えるのは当たり前で、本文中で使えないといけません。
そうですよね。
気持ちはわかるんですけどね。
定期テストはなくなりません。
まずは動詞や形容詞・形容動詞の活用表を暗記、助詞・助動詞の活用表を暗記しましょう。
暗記するだけだと得点は出来ないんです。
せめて、先生が重要といった一文だけでも完璧に品詞分解できるように練習してください。
丸暗記でも定期テストなら構いません。
一文の中で、どれが動詞で、どれが助動詞で、活用は何で、~形なのか。
助詞・助動詞は、~の助詞、~の助動詞ってありますよね?
それがわからないと点数に繋がりません。
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古典の文法の具体的なテスト勉強法
根本的に古典を理解して勉強するには、一文ずつ文章をぬきだして書き、品詞分解をして、活用や意味、自分がわかること全て書いてください。
そして、ノートや教科書で答え合わせをしてください。
これを繰り返ししていると、文法や単語の意味、現代語訳全てが頭の中でつながるようになってきます。
本当です(笑)
好きでないなら苦行と思いますが、一度理解したら特別テスト前だからと詰めた勉強をする必要がなくなります。
現代文と同じです。
国語が得意な子は、そんなに定期テスト前に、あえて勉強しないですよね?
授業である程度解釈を聞いたし、初めて見る文章だってなんとなくわかりますよね。
そんな感じに古典もなれば怖いものなし。
大学受験でも古典を味方にできます(文系)
定期テストだけの勉強であっても、大切な文章は必ず先生が板書し、解説をしているはずです。
その文章だけでもしっかりと理解してみてください。
暗記はもちろん、「これは~活用○○の未然形!」と言いながら、自分で納得しながら進めてください。
・本文を音読する
・続いて現代語訳を音読する
・単語の現代訳を暗記する
・文法の活用表の暗記をする。
・先生が何度も説明していた一文などの細かい品詞分解を丸暗記する
これで、だいたい平均点は取れるようになります。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。古典で成績上位の子たちがほかに意識していること
わたしの母校の古典の先生は個性が全力のような人で、単に上記のような勉強をしただけでは高得点が取れないテスト作りを目指す人でした。
今思い出してもイラッとします。
おかげで鍛えられましたが当時は大変でした。
こんなイジワル問題で生徒を鍛える系の先生はどこにでも存在します。
そんな先生がいる学校の生徒は次のことも勉強しておいてください。
主語は誰なのか
「主語判定」と言われるものです。
現代文ならすらすらわかりますよね。
誰が誰に何を言ったのか、とか。
古典はわかりにくいようです。
主語がわかれば、いろいろわかってきます。
例えば、身分や立場が上の人に対しては敬語を使っているとか、そういうことが見えてきます。
これは授業中に聞いていれば必ず先生が言ってるはずなんで、授業を聞いているかどうかを問われているところもあります。
もちろん板書する先生もいますし、ある程度古典がわかってきたら自分で判断できるようになります。
語学って主語が大事なんです。
文章の背景
何時代の誰が書いたどんな文章なのかを問われることがあります。
・筆者
・時代
・出展
代表的なものはもちろん、マニアックなものほど一応覚えておきましょう。
出題するしないに関わらず、暗記しておいて損はありません。
まとめ
期末で挽回してもらわないと、指名補習がきます。
冬休みも古典を勉強したくないなら、苦手な子ほど今すぐ上に書いたことで自分にもできることを始めてください。
よく考えたら全部自分で簡単にできませんか?
そう、古典は自分で取りに行ける科目です。
模試や入試ではなく、定期テストは自力で取れるんです。
気持ちと根性の問題です。
英語や数学で、わたしはこんな話をしません。
クリスマスなどを楽しく過ごしたい学生の皆さんは、これを読んだらすぐに取り掛かってください。
古典を武器にできる生徒に進化してくれたら本気で嬉しいです。