高校受験

国語が苦手な子どもの成績アップ勉強法~右肩上がりになるやり方を模試結果と共に解説~

こんにちは、mimiです。

今日はテストの結果で「先生してて良かった」と思う瞬間のお話です。
受験が近いので、勉強法と併せて書いていこうと思います。

・国語の苦手を克服する勉強法なんて本当にあるのか

・テストまでもう時間がないときにするべきことは何?

・本当の国語力はどうすれば身につくのか

ハッキリ言ってこれに対する明確な答えを出す塾や家庭教師を個人的には信用していません。
個人的見解ですよ。

言うぐらいなら饒舌(じょうぜつ)に語りますし、それらしい話もできます。
ただ、本当に国語が苦手な子どもに通用した試しがありません。
息子で実証済みです( ;∀;)

今日は、公立小6年生が4月から苦手を克服するために頑張ってきた勉強法のことを書きます。
成績表と共に「小手先かもしれないテストで偏差値50以上取れる勉強法」について詳しく解説してみようと思います。
どんなにお金をかけても、何をしてもお手上げな子どもをお持ちの保護者さん、最後に試してみるか、ぐらいのゆるい感じで取り組んでみてください。

個人差がある上、本当の国語力なんて一朝一夕で培えません。

ですから、あえて「小手先テクニック」と先に言っておきます。
わたしは国語が大好きです。
だからこそ、点数の悪さだけで苦手科目になってほしくなくて、色々と考えてやってきて一番結果が出たやり方のみ紹介します。

公立小学校6年生の模試偏差値と点数の推移

育伸社のPALという実力テストを4月から受けていました。

この生徒は国語が嫌いではありません。
むしろ好きで、算数が嫌いです。
しかし、偏差値を見てわかるように、算数の方が偏差値が良く、国語なんて4月は目も当てられない結果です。

科目的には嫌いではないですが、苦手意識はあります(こんな点数偏差値で苦手意識ないほうがおかしいですね)

この子は時間内に問題を解ききれない子どもで、全般にペースが遅いことが目立ちました。
算数はぎりぎり全問解ききれるため、偏差値が良いのです。
国語は大問1つ全部白紙のような状態でした。
そりゃ、偏差値30台になるよって答案でした。

つまり、めちゃくちゃ当たり前の話、時間内に問題を解かないと点数にはつながらないのです。

得点の推移はこんな感じです。

算数それなりにできるやん、ではなく、国語の点数を見て欲しいのです。

いや、ほんと、酷いですね( ;∀;)

4月から11月の伸び率に注目してみてください。
これって結構すごくないでしょうか?

こうなるまでに私と一緒に頑張ったことを紹介しますね。
Z会の通信教育 小学生コース


なんとかしたい!国語の偏差値を上げるためにした勉強法公開~条件付き!~

この生徒はテスト10日前から本格的に勉強を始めます。

なぜ10日前から始めるのかは以下の理由です。

・めちゃくちゃ上位を目指しているわけではない

・けっこうポテンシャルが高い子どもである

・公立中学進学で別に勉強にそこまで人生振ってない

・中学2年ぐらいから本気出す(本人談)

圧倒的不利な科目があると、受験・入学後定期テスト・外部模試・大学入試全てに超絶悪影響しかないと思っておいてください。

【中学生のためのZ会の通信教育】

漢字は満点を取るまで覚える

漢字関係で点数を落としたら終わり、ぐらいの勢いで漢字を毎日やりました。

当たり前です。

文章題が最後まで解ききれないのに、序盤の漢字を落としたら一体どこで得点する気なんだ、ということ。
公立の模試は比較的基礎的なことしか問われません。
通塾してるなら塾の、学校の漢字練習で十分なんで、完璧に書けるようにします。

もう一度言います。

漢字は宿題も出るし、適当に書いてないでその一回の宿題で覚える気持ちを持つべきです。
宿題してる時間が無駄にならないように、面倒くさいと思って取り組まず、この一回で覚えてやる!!と思って取り組むんです。

文法も9割取れるぐらい勉強する

テストの構成が以下の場合、特に得点すべき場所になります。

1.漢字

2.文法

3.文章題

4.文章題

文章題中に漢字も文法も聞いてくる模試もあると思います。
そこでもとりあえず、漢字、文法は得点したいところ。

mimicでは、とりあえず文法の解説をし、問題を解くという当たり前のことしかしません。
毎日、絶対その文法に触れさせます。
10日なら10日。
毎日夢に出るくらい、例えば同音異義語なら同音異義語に起きてる間は節々でいきなり聞いたりします。
もちろん問題も解きます。

漢字も同じようにしてますが、生活の一部に国語の要素を組み込む感じです。
だって、そうでもしないと触れに行かないから、国語嫌いは(しつこいけど息子で痛いほど体感した親代表)

『中学からの正しい学習法』

右肩上がりになる国語文章題対策

この生徒の場合、致命的に手が遅い。

じっくり考えじっくり取り組むタイプです。
悪いことではありませんが、時間制限あるテストでは不利にしかなりません。
手が遅いに限らず、考えすぎる子、順番に問題を解いてしまう子など、いろいろな理由で最後の問題までたどり着けない子どもがたくさんいます。

・本文を読むこと自体遅い

・問題の意味がわからず考え込む

・書くのが遅い

・なにもかもわからない

最後までたどり着かない子どもの多くはこの理由からだと思います。

偏差値を上げる文章題対策~公立編・中学受験編~

読書は嫌いですが、テストの問題文はさすがに読む子どもたち。
もう、そこを利用するしかない、そんな国語嫌い、苦手な子どものためのやり方です。

ひたすら、物語・説明・論説・随筆文全て、毎日4題以上こなしてください。

問題集に書いてある時間、15分なら10分を目指してタイムを計ってテスト気分で取り組みます。
4題解いても1時間です(単純計算)
時間内に読んで解ききることは絶対です。

テストまでの学習時間の使い方

今回、upしたテストは1科目40分。

漢字に5分、文法に5分文章題1題15分ずつで終わります。

ざっくりした時間配分は必ず頭に叩き込ませておいてください(生徒は叩き込んでください)

この通り、15分かかると見直しができません。
まあ、実際漢字に5分もかからないし、文法も分量や範囲によってかかる時間は変わりますが、文章題に入る時点で30分以上時間があるのが理想。
国語が苦手だけど、別に解くのが遅くない子はここは読み飛ばしてください。

普段の勉強時から、1題15分くらいしか時間がないと思って文章題に取り組むことは大事です。

公立進学のこの子どもは塾の問題集を1巡、つまり全部しました。
問題集に論説文がなかったんで、物語文・説明文・随筆文の3つを毎日解いていきました。
このペースだと1冊の問題集はけっこうすぐに終わります。
塾指定問題集が終わったら、公立中学の定期テスト対策問題集の中1、中2あたりをやらせてください。

この子が利用したのはこちら。

関西公立中学は光村図書などが多いですが、学校図書出版や教育出版のものを使ってください。オススメです。
良問が多いんです(わたしの体感)

これを、テスト前日まで続けます。
さすがに毎日文章題に触れていると、読むのも速くなるし、解くコツも掴めてきます。
同時に日課として、漢字・文法を当たり前のようにします。
約2時間あれば国語は終わります。
残りは算数や暗記に使ってました。

【中学生のためのZ会の通信教育】

実践問題の中で文章を読んで問題を解くテクニックを身につける

好きな本でいいから読んで、テスト前は上に書いたやり方を実践してください。

中学校の社会の定期テスト、時事問題のために新聞を読むこともオススメします。
公立中学は高校入試という特大イベントがありますからその日のために、テストの解き方や知識を1つでも多くストックしておいてください。
テスト前に、その日の自分に感謝する日が必ず来ます。

こういった理由から、実践問題で「読む」ことを身につけます。
いくら長文でも本1冊もありません。
それすらきっと辛いはずですが、それぐらい頑張らないといけません。

しつこく貼りますが、4月38だった偏差値が11月には54になっています。
16偏差値上げるって、すっごい大変だって、勉強をしっかりしているならわかると思います。
算数の偏差値が下がっても、総合順位・偏差値ともに当然大幅アップしました。
テストを受けた後の感想が、点数にそのまま表れているので、自分自身の出来も自己採点前から把握していました。

これは、問題演習をしまくれば誰でもわかってきます。

最後の最後にやってみる価値はあるかもしれない勉強方法かなと思い紹介しました。

Z会 小学生向け講座

まとめ

うちの息子は2人とも、最難関と言われる学校に通っていますが、国語も英語も全然だめです。
嫌いだから、苦手だから諦める、勉強しない、はわたしのスタンスというか考えに合いません。

勉強は、テストは、君たちが嫌いだからと言う理由でなくならない。

わたしが口癖のようにテスト前になったら言います。
だから、嫌いなら嫌いでいいから点数を取れと言います。
無茶でもなんでも、それが現実必要だから言います。
まだ意味のわからないだろう小学生にも言います。

どうしてもイヤならめちゃくちゃ偉い人になって国を変えろって言います(笑)

勉強って、やるかやらないかで、なくなりません。
国民の義務で権利だからです。
ただ、中学受験や模試受ける受けないは個人の自由ですよね。
やるって決めたんなら志望校合格を意地でも勝ち取りに行ってほしいです。